体は年齢とともに変化してきます。これはお口の中も例外ではありません。特にお口は毎日使うところですから加齢変化が現れやすいのです。顕著になってくるのは大体40歳以降の人が多いようです。その理由として、加齢による免疫力の低下や、唾液の減少のような様々な理由があります。具体的には次のような変化が現れやすくなります。
40歳以降に起こりやすいお口の変化
1. 歯周病が発症・悪化しやすい
歯周病は40代くらいでかかる人が増えてきますが、40歳くらいで悪化が目に見え始める人が多くなってきます。歯周病は初期の頃には特に自覚症状が現れないので、自分では気づきません。しかし体の免疫力が低下する事などにより歯周病が進行し、だんだんと異変を感じる人が増えてきます。
2. 大人虫歯が多くなってくる
大人虫歯というのは大人に起こりやすいタイプの虫歯で、以前に治療したところに虫歯が再発する「二次う蝕」や歯周病によって歯槽骨が溶け、歯肉(歯ぐき)が下がり、露出した歯根に虫歯ができる「根面う蝕」などが挙げられます。
以上のような変化により、40歳を過ぎるとだんだんと歯を1本、2本・・と失う人が増え始めます。しかし、このような変化は急に起こるわけではなく、実は若い頃から起こっていて、蓄積した結果でそうなっているのです。若いうちから家庭と歯科医院でのお口のケアをしっかりと行うことで、ずっと健康な歯を保つことは十分可能です。お口の健康にも気をつけていきましょう!